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40代女性 寝違えによる首の痛みと慢性的な腰痛

問診

慢性的に腰痛があり、症状が強いときには首まで痛みが広がる。寝違えのような痛みが2週間以上続くこともあり、ここ数年繰り返している。定期的にマッサージに通っているが効果は一時的で、またすぐに痛みが戻ってしまう。

疲労や精神的ストレスが溜まると痛みが悪化しやすく、もともと自律神経が乱れやすい体質で、寒い季節には胃の不調も出やすい。その他にも頭痛、睡眠障害、めまいなどの症状を抱えており、気圧の変化にも敏感で体調を崩しやすい傾向がある。

検査・治療方針

慢性的に腰痛があり、症状が強いときには首まで痛みが広がる。寝違えのような痛みが2週間以上続くこともあり、ここ数年繰り返している。定期的にマッサージに通っているが効果は一時的で、またすぐに痛みが戻ってしまう。

疲労や精神的ストレスが溜まると痛みが悪化しやすく、もともと自律神経が乱れやすい体質で、寒い季節には胃の不調も出やすい。その他にも頭痛、睡眠障害、めまいなどの症状を抱えており、気圧の変化にも敏感で体調を崩しやすい傾向がある。

治療の経過

• 1回目:痛み 10 → 5。施術直後に軽いふらつきがあったが、その後は身体が軽く感じられた。

• 3回目:痛み 5 → 1。首・腰の痛みはほぼ消失。鍼治療にも慣れ、心地よさを感じるようになる。

• 5回目:当初の首・腰の痛みは完全に消失。副交感神経が優位に働くことで、頭痛や睡眠の不調などの自律神経症状も改善傾向を示す。

考察

首と腰は一見すると離れた場所なので、別々の不調のように思えます。

しかし実際には、筋膜や姿勢のつながりによって強く影響し合っています。

今回のケースでは、慢性的な腰の不調が首の筋肉に負担をかけ、寝違えのような症状を繰り返す要因となっていました。特に首の筋肉にはトリガーポイント(関連痛を引き起こす筋肉のしこり)が形成されており、そこが痛みの大きな原因となっていました。

このトリガーポイントに対してしっかりアプローチすることで、首の痛みだけでなく、腰や背中の負担も軽減されます。結果的に、症状の根本改善と再発防止につながります。

さらに、鍼治療によって筋肉の緊張が和らぎ、自律神経のバランスも整ったことで、首・腰の痛みだけでなく頭痛や睡眠の不調なども改善しました。